2019.01.08 Uzabase Corporate

【村上未来×千葉大輔】「迷ったら挑戦する道を選ぶ」 ユーザベースCFO・新旧対談

「経済情報で、世界を変える」をミッションに掲げる株式会社ユーザベースは、2019年1月7日、CFO(Chief Financial Officer)が、村上未来から千葉大輔に交代することを発表しました。


サッカーチームのようにタイミングに合わせて適材適所にフォーメーションを組み替えていく「チーム経営」を強みとしているユーザベースで、今後、千葉がどんな役割を担っていくのか。また村上の今後の関わり方などについてインタビューしました。

千葉大輔DAISUKE CHIBA

ユーザベース CFO(新)

大学卒業後、ジャフコに入社。ベンチャーキャピタリストとしての経験を経て、クックパッドに入社。IPO、予算管理、IR、市場変更、M&A、新規事業などを経験し、VASILY(現ZOZOテクノロジーズ)の取締役CFOに就任。同社のZOZOグループ入り後、2018年ユーザベースに入社。Accounting&Finance本部、IR業務を担当。

村上未来MIRAI MURAKAMI

ユーザベース CFO(前)

公認会計士。PwCにおいて監査実務に従事した後、UBS証券投資銀行本部において企業のM&A及び財務戦略アドバイザー業務に従事。その後、KPMGヘルスケアジャパンにおいて、病院や介護セクターのプレイヤーを対象としたM&Aアドバイザリー、戦略コンサルティング業務に従事。2012年、ユーザベースに参画し、上場会社としてのコーポレート部門の基盤づくり、またIPOや資金調達に尽力。

満を持しての交代

――千葉さんは、2018年にユーザベースに入社されました。村上さんと二人三脚で経理財務、IRなどを担ってきましたが、率直に言ってどんな一年でしたか?

 

千葉:

「ユーザベースには、ミッション・バリューに共感して入社しました。最初の僕の役割は、上場もして、グローバルM&Aも果たしてどんどん大きくなる経理財務(Accounting&Financeチーム)の体制を整えることでした。経理財務という仕事は1年をとおしてやっとどんなイベントがあるのかがわかるので、ひたすら村上さんにサポートしてもらっていた感じです」

 

村上:

「私から見た千葉さんの印象は、とにかく冷静だということ。会社の規模も大きくなり、昨年はQuartzのM&Aなど大きなイベントもありましたが、千葉さんはその都度冷静に判断し、チームの状況も見ながら適材適所に人材を配置していました。その結果、とても強固な信頼で結ばれたチームができ、これからの10年でさらにグローバルカンパニーになるユーザベースの基盤ができつつあると思います」

 

グローバルカンパニーのCFOとして「やるべきこと」をやる

――お二人的には、「満を持しての交代」だったんですね。実際にオファーがあったとき、迷いはなかったのでしょうか。

 

千葉:

「迷いがなかったと言ったら嘘になります。1つは、これまでユーザベースのコーポレートをつくってきた村上さんと同じことができるかという点。でもこれは、同じ役割・能力じゃないからこそ、僕らしさを発揮することが大事だと思います。具体的に言うと来年はグローバルで決算を迎える初年度になるのですが、この経験は村上さんにもないですし、社内の誰にとってもチャレンジングです。だったらみんなで議論しながら、ユーザベースらしいやり方をつくっていけばいいかなと。

2つめは、経理財務のイベントを1年しか経験していないこと。これは毎年起こる出来事は変わるので、いつかは覚悟を決めるしかない。

最後の3つめは、僕自身が「管理だけの人」じゃなくて、もっと事業寄りのキャリアを志向していたことです。でも例えば今アメリカに行ってQuartzのCFOをしている太田(智之)も、「事業がわかるCFOになりたい」と言ってSPEEDA事業で経営を経験し今はQuartzのCFOをしていますし、山中(SPEEDA Japan COO)も三菱商事で経理をしていましたが、今はSPEEDAの日本事業を引っ張っています。要は「やるべきことをやる」ことが大事なんだと思っています」

 

「迷ったら挑戦する道を選ぶ」

――村上さんは「新しいビジネスに挑戦する」と発表していますが、具体的にはどんな事業をされるのでしょうか。

 

村上:

「私自身、ユーザベースに入社する前から独立志向がありました。そこを(ユーザベース創業者で元同僚の)新野さんに誘ってもらって、40人ぐらいしかいない会社のコーポレート部門の立ち上げや東証マザーズへのIPO、グローバルM&Aなどたくさんのことを経験させてもらいました。

ユーザベースも創業10年を超え新しいフェーズを迎えるなかで、自分の中でやはり挑戦したい気持ちを抑えられず、いよいよ独立するタイミングが来たのではないかと思い、経営陣や千葉さんに相談させてもらった次第です。

私が持っているこの経験や、ユーザベースでつくってきた仕組みや制度は、日本のスタートアップにとって最先端のものが詰まっています。今後はこの経験をもとに、さまざまなスタートアップの支援をしていくつもりです。ユーザベースは大好きな会社ですので、私が価値を発揮できる部分がある限り、ビジネスパートナーとして引き続き関わっていく予定です」

 

千葉:

「私自身も前職や前々職でIPOやバイアウトを経験してきたので、そういうニーズがあることはすごく理解できますし、非常に価値のある挑戦だと思います」

 

ユーザベース コーポレートづくりのこれからの挑戦

――千葉さんのCFO就任と合わせて、経理財務以外のコーポレート部門を率いる松井(しのぶ)さんのCOO就任も発表されました。二人でどのようなコーポレートをつくっていくのでしょうか。

 

千葉:

「まず僕が担当するAccounting&Financeチームのところで言うと、グローバルで全メンバーが正しく意思決定できる、財務の基盤をつくりあげます。たとえばSPEEDAの過去の契約ID数や、NewsPicksの有料課金ユーザー数などの重要KPIを、国境関係なく誰でも・いつでも参照できるようにします。

スタートアップあるあるだと思うのですが、ユーザベースのシステムは「うなぎ屋のタレ」のようになっていて、必ずしもスマートとは言えない状況です。これを昨年立ち上げたコーポレートエンジニアリングチームなどと一緒になって、日本にいても海外にいても正しい情報にアクセスでき、意思決定できるようにしたいと思っています」

 

――COOの松井さんはタイからのリモートマネジメントにチャレンジしますが、お二人にとって不安はないのでしょうか。

 

村上:

「そこはやってみないとわからないですが、ユーザベースの良いところは、まずやってみて、何かうまくいかないのであれば、そこを改善していくサイクルが徹底されているところです。

たとえば(創業者の)新野は2014年、共同代表のままシンガポールの立ち上げに移住しましたが、会社としての大きな悪影響は出ませんでした。自走できるプロフェッショナルが集まっているからこそ、逆に成長できる環境にできているのだと思います」

 

千葉:

「リモートマネジメントがうまくいかないのは、マネージする側とされる側で明確に分かれている場合だと思います。ユーザベースではそもそも出社義務もないですしリモート勤務が当たり前なので、実際は「何が変わったの?」という程度かもしれないですね」

 

村上:

「ユーザベースにいて本当に嬉しいのは、こうしてチャレンジする人を応援してくれるというカルチャーです。CFOという立場だった私が独立を相談したときも、経営陣を含めてみなさんが応援してくれたのは、感謝しかありません。

ユーザベースのことはこれからも大好きですし、私に価値があると感じていただける限りは、ビジネスパートナーとして関わり続けていけると嬉しいなと思います」

 

千葉:

「スキルや経験もあって、かつバリューが合ったメンバーというのはなかなか得難いので、こちらとしても嬉しいですね。とはいえ突然、「すみません。代わりの人が採用できたので契約更新なしで」となるかもしれませんが(笑)」

 

(一同笑)

 

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