2020.02.20 Uzabase Corporate

「労務だからこそ経営目線を身につけることができた」――従業員のフェアネスを追求する、ユーザベースのPeople Experienceチーム

「自由主義で行こう」を掲げるユーザベースでは、働く場所も時間も制限しない「スーパーフレックス」制度を採用し、多様なメンバーの自由な働き方を実現しています。一方で自由な働き方には責任も求められます。どのようにして自由と責任のバランスをとっているのか、多様な働き方に向き合う労務(People Experience)チームにインタビューしました。

寺本 綾子AYAKO TERAMOTO

ユーザベース People Experienceチームリーダー

大学卒業後、税理士事務所での税務業務に従事。その後、人材派遣会社の労務に転職し、社員数が200名~450名に増える過程でのIPO・東証一部指定替えを経験。 2015年4月に株式会社ユーザベースに入社。1年間の産休・育休を経て2019年6月に復職。復職後People Experienceチームのリーダーとして、育児をしながら奮闘する日々。

松井しのぶSHINOBU MATSUI

ユーザベース 執行役員 CPO/CAO (Chief People & Administrative Officer)

公認会計士。国内大手監査法人で会計監査業務に従事後、PwC税理士法人で8年間国際税務のコンサルティングマネージャーに従事。2014年ユーザベースに入社し、コーポレート部門のリーダーとして、ユーザベースのIPO、M&Aなどのコーポレートプロジェクトを牽引。2018年に執行役員に就任し、グループ全体の人事、組織設計、法務、コーポレート・ガバナンス、総務、情報セキュリティ、海外管理、広報ブランディングなどを所管。現在、家族の都合でタイのバンコクからリモートマネジメントに挑戦中。 ミッションは、ユーザベースグループのメンバーが、モチベーション高く効率的・効果的に能力を発揮できる環境をつくること。

労務=People Experenceと名付けた理由

――今日はよろしくお願いします。まずユーザベースの労務の仕事についてお聞きしたいんですが……。

寺本:
ぶっちゃけ私、労務のキャリアにはあまり興味がないんですよね。

 

――えっ!でもチーム名を「People Experience(PX)」といっているので、何か想いがあるんですよね?

寺本:
それも松井が決めたことで……。

松井:
これは私の個人的な想いになるんですが、労務のベースがある方って、守りと攻めをバランスよくできる、専門性の高い仕事だと思っているんです。法律をある程度知っておかないといけないですし、ある意味リーガルに近い部分もあると思っています。

そういう専門性をベースに、従業員が心身ともに健康に、かつエンゲージメント高く働ける環境を整える。そしてそれによって会社の成長を促進させる、とても重要な部門だと思っています。その人の素晴らしいところや弱いところも含めて見る仕事だし、人生設計にも深く関わってくる仕事だと思って、「People Experience」というチーム名をつけました。

――なるほど。

松井:
ですので労務の専門性をベースにして、もっと人事全般や経営などにステップアップしていくのが、私の中の労務の方のキャリアイメージです。会社の経営にすごく関わりますし、実際に経営陣の人に対する考え方や哲学を体感できる仕事だと思っています。

寺本:
そうですね。冒頭の話に戻りますが、一般的な労務のキャリアって、法律の知識があって、給与計算などのオペレーションができて100点!という感じじゃないですか。ユーザベースの場合は、それだけだと全然足りなくて。ようやくスタート地点に立った、というぐらいだと思います。

「経営者目線」を得られる環境

――「経営者目線」を得られるということでしたが、具体的にどういうことでしょうか?

寺本:
人に向き合う労務には優しさだけではなく、時には厳しさも必要です。私がユーザベースに入社して得られた一番大きなものは、「経営者目線」を身につけられたことだと思っています。

こういった考え方ができるようになったのは、一時期、共同創業者の新野さん(現・経営顧問)と一緒に労務案件をやることがあったからです。経営者の背中を近くで見て学び、会社の未来を自分でも考えて伝えられるようになった感覚はありますね。

松井:
労務などの「人に向き合う」仕事をしていると、目の前で困っている人がいたら、助けたくなっちゃうじゃないですか。人の性として。でも全部すくい上げて、全部制度化してあげるわけにはいかない。会社も慈善事業でやっているわけではないので。

でもそこに会社の経営目線というか、目の前にいる人だけに寄り添うんじゃなくて、より多くの従業員のいろんな意味でのHappinessを中長期的な目線で追求できるか、さらに全従業員に対するフェアネスの視点が、ユーザベースの労務には必要だと思います。労務のプロフェッショナルとして目の前で困っている人に寄り添いつつ、視点は会社の未来を見ている、そのバランスを取れる人が理想的ですね。

 

寺本:
そうですね、やっぱりユーザベースの労務を担当していて魅力的なのは、経営に近いところだと思っています。

――そもそも、寺本さんがユーザベースへの転職を希望した理由って何だったんでしょう?

寺本:
私、もともとすごく割とトラディショナルな会社に勤めていたんです。労務という仕事は一緒で。

そこは長時間労働が常態化していたので、ちょっと違う会社に行きたいなと思っていたんですよね。でもスタートアップには行くつもりはなかったんです。

――当時(2015年)はユーザベースも上場前でしたよね。

寺本:
最初に面接に出てきた方が、すごく印象的だったんです。「私、この会社が好きなんです」って。その後に会う人も同じだった。それで入社を決めたんですが、この印象は入社してからも変わらないです。

そもそも労務の世界では、ユーザベースが導入してるフルフレックスって難しいんですよ。リスクしかないので。経営者が社員を信頼していないと導入できない。

松井:
例えばよく社外の方に、「ユーザベースって働く場所も時間も自由って、サボる人とかどうマネージしているんですか?」って聞かれるんですよ。そこはカルチャー醸成の問題が大きいと思いますが、うちの場合はプロセスを自由にしている分、結果へのコミットはきちんと求める。つまり、ゴール設定とフィードバックをしっかりやることで担保しています。自由主義でやるイコール結果に対する強い責任が求められるので、期初にコミットしたゴールに達していなかったら、率直にフィードバックします。自走できない場合には、まずは管理された状態からスタートし直すこともあります。

でもこれって、すごくコミュニケーションコストが発生しますよね。ユーザベースって普通に考えると、ものすごくコミュニケーションコストをかけている会社なんです。これは経営の意志として、そうしています。

フレックスについても、10時から18時まで出勤してください、と言うほうが経営としては楽ですよね。でも私たちは、「自由主義で行こう」というバリューを信じています。コミュニケーションコストをかけることは、効率性や生産性とのバランスが非常に難しい。コミュニケーションを大事にしつつ、生産性も高めていく――これは会社としてもチャレンジだと思っています。

寺本:
ユーザベースに入るまで、私はいわゆる普通の「労務」の世界にいたので、「法律やルールで決まってるんだよ」で終わらないカルチャーはすごいなと思いました。私自身もそういう性格だから、「こんなにはっきり言っていいんだ!」って思いましたね。

同じミッションに向かえるチームをつくりたい

――今後、People Experienceチームをどうしていきたいですか?

寺本:
やっぱり、みんなで団結することによって、大きな仕事や困難も乗り越えられるチームになっていきたいですね。

ユーザベースで学んだことの1つは、ミッションが何より大事ということなんです。

正直、入社する前は「ミッションって何だ?本当にマジメに考えてる人いるの?」って思っていたんです。でも今は、同じ方向に向かっているチームは本当に強いと信じています。

私がこの会社に来て「経営者目線」を得られたように、経営者の近くで、この会社に何が必要かを考えて提案したいと考えている方に入っていただけると、もっと強いチームになれると考えています。労務経験は必要ですが、ただフローを遂行するだけじゃなくて、もっと広い視点から一緒に会社をつくっていきたい人と働きたいなと思います。

松井:
労務経験がある方って、ベースがしっかりしている感覚がありますね。守るべき法律の知識は持ちつつ、会社の中でちょっと元気がなくなっちゃった人や、ちょっとうまくいかなくなった人など、その人の人生にも多少踏み込まなければならない場面もあります。

「社長がこう言ったから」「ルールがこうだから」で終わる仕事じゃないですからね。だからといって経営の目線になりすぎてもいけない。従業員のフェアネスを常に考え続ける必要がある、難しい仕事だと思います。

寺本:
そうですね、確かに難しさしかないです(笑)。そう考えると、難しさこそが私の今のやりがいなんだろうなと思います。

――ありがとうございました!

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